作りながら不安を感じる

何かを作る時、真っ白な画面を見ながら恐ろしく不安になる時がある。

「これ、本当に見せれるようなものが完成するのか?」って。

何度も作りは消してをくりかえすんだけど、いっこうに進まない。なにより、時間をかければ良いものが作れるってわけでもない。最終的にお客さんがどう感じてくれるか、その広告によって、どういった結果を招いたのか? ということに集約されるのかもしれない。

克服するのは、経験ではないだろうかと思う。
天才のような作品を作る人でも、その作品を見た限りでは単純に「すげー」と思うのだけど、その内面にどのような苦労があるのかはわからない。薬物に溺れるようなアーティストが目に付くけど、確かに頭の中で考えるような仕事って神経を摩耗するような側面はあるかもしれない。

私も作りながら不安を感じている方だけど、その度合も経験とともに和らいでいるように思う。100満点のものを常に作ることはできないかもしれないけど、経験によって今まで登場していた、30点、40点のものが減っていき、最低限の70点のラインをキープできるようになる。

これは経験というよりも、理論というか、技術だと思う。

こういうバランスで配置すれば、まず大きな崩れはおきない。この配色でやれば、変なことにならない。何かが足りないと思えば、どう対処するのか。作りながら、そういう方法論を勉強していけば、大きな間違いはないだろうと思う。セオリーというか、定石のようなものがデザインの世界にはあるように思う。

アートなものは、そのセオリーや定石を崩すことより生まれるものかもしれないけど、私がやっているのは、そういう世界のことでない。いわば、誰にでも身近にある「常用デザイン」の世界であって、芸術ではないと思っている。街のエステサロンに芸術を語ってどうしようというのか? 彼らは明日を生きるために商売をやっているのは、常に意識しないといけないだろうね。

いわば「基本」を身につけることで、あらゆる場面で70点を作れる土台はできあがったいくように思う。それはたぶん、先人のデザイナーが築きあげた蓄積されたものだ。彼らの遺産が、最大限にバックアップしてくれる。

ただし、その遺産は自分から歩み寄っていかないと、向こうから勝手に入ってくるものではないと思う。だから、常に勉強する意識が必要なんだろうと思う。,単純に本を読んで勉強すればいい。ものすごい不勉強な私がいうと、自分で耳が痛い。


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